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修験秘法 病難諸難封じ「胡瓜加持」厳修のご案内

修験秘法 病難諸難封じ「胡瓜加持」厳修のご案内

向暑のみぎり 皆様にはご健勝にお過ごしのこととお喜び申し上げます。
さて、信徒の皆様の御要望によって、厳修させて頂いております
「胡瓜加持」の御案内です。
詳細は、下記を熟読いただきたいと存じますが、この秘法は、疫病に苦しむ民衆の為に、弘法大師が唐より招来された修験密教の秘法であり、病気や災難、或は悪癖を封じる為の秘法であり、古くより夏の土用の間に行われてきた深秘の法であります。
書いて字のごとく、キュウリを使った修法で、口伝の護符を書いたキュウリに、所定の起請文(きしょうもん)(誓約書)を割りいれて秘法の加持を行うことで、自分についている病魔や災厄、または悪癖(悪い癖(くせ))をキュウリに身代わりに受けてもらい、その後キュウリを土中に埋めると言う独特の法であります。
また、土用の毒気を身に受けないための法でもあり、夏を魔事なく健康に過ごしていただく修法でもありますので、下記をよく読まれて申し込み、御参拝ください。

– 記 –
○厳修
修験秘法「胡瓜加持」

○日時
令和元年7月21日(日曜日)
午前11時~/法要の後大谷山にて胡瓜埋めの法

○場所
慈唱院 本堂 並び 大谷山

○祈願受付
病気封じ・災難封じ・
悪癖(ギャンブル・タバコ・飲酒・オネショ・浮気など)

○祈願料
500円(キュウリ一本につき一願)

○支払い
起請文と共に現金書留にて郵送ください。参拝される方は当日可。

○申し込み方法
7月7日迄に起請文に必要事項を明記の上慈唱院まで郵送のこと。
当日持参の場合は、キュウリや準備の都合上7日迄に申込数を慈唱院まで連絡の上、当日10時までに来山のこと。

※申込書(起請文)をお持ちで無い方、また、はじめてお申込を希望される方は「お問い合せ」にご連絡ください。

以上

胡瓜加持について

数年前、慈唱講の講員のお一人が夏の土用の障りを受け、命に関るような長期の入院をされた。
幸い、御本尊様からのご指示により、吉方位にある湧き水を加持し、お飲みいただき、数ヶ月の入院生活を経て本復され、大事には至らずに済ませていただいた。
誠に、御本尊の御加護と、御本人の常の信心も然る事ながら、講員の皆には湧き水探しから、月に数度の水汲み、病院までの持参と、遠近関らず一丸となって御法助いただいた賜物と、この場をお借りして御礼申し上げる次第である。
しかし、祈祷の寺院を営みながら、近しい信徒の中からこのような障りによる受難者が出てしまったことは、少なからずショックであったし、自戒をする事でもあった。
この胡瓜加持は、土用の障り除け、病難・災難・悪癖などの封じに殊更の功徳があり、弘法大師が唐の国で修行の折、疫病に苦しむ衆生の為にと、インド渡来の僧より授けられた秘法で真言宗の寺院などでは大事の法として各地で修されるのである。
胡瓜などの瓜は人体と同じく大半を水分で構成し、土中に於いて速やかに腐敗して土に返る。その胡瓜に秘法を施して、人の身に付く障りや病難・悪癖などを譲り渡し、大地と言う全てを吸収し浄化する自然の元へ解き放つ。これこそが、胡瓜加持の持つ功徳である。
又、中国において異教の陰陽五行や暦法とも結びつき、土の精がもっとも活発な夏の土用にもっぱら修されるようになった。
このような有り難い法を、はるか以前に授けて頂いていたにも拘らず、「行事をあまり増やすのもどうか・・・」「夏は山修行などがあって忙しいし・・」等とためらっていた所、前述のような事態が起こったのである。
まさしく、法は用いる為にある。「宝の山に入りながら空しく過ごすのは愚の極み」とお大師様のお言葉に叱責された思いであった。
そのような経緯から、平成20年より胡瓜加持を慈唱院の恒例行事として行う決心をした次第である。
しかしながら、胡瓜加持には祈願の分だけの胡瓜が要る。また、その胡瓜には一本ずつ秘密の護符を墨書し、申込いただく起請文を胡瓜を割いて中に封入しなければならない。
胡瓜は生ものであるので、お札のように何週間も前から準備を始めるわけにも行かない。

そこで皆様にお願いである。申し込み期限や、申込方法を何卒お守りいただきたい。
大多数の方には関係のないことではあるが、毎々の祈願申込の期日をお守りいただけない方が居られる。お札ならば早々から準備もしているので何とか対処させて頂いているが、胡瓜加持はそういうわけには行かない。
この功徳の大きな法を、作法に従ってキチンと修法させていただくためには、また、毎年その功徳を皆様に受けていただく為には、皆様にも協力していただかなければ続けることは到底かなわない。弟子の諸師や、講員諸氏には大祭ごとに目に見えぬ御協力をいただいている。誠に有難いことであり、今回も御協力いただくことになるであろう。
皆様におかれても、「申し込み期限」「申し込み方法」この二点を守っていただくことで何卒御協力いただきたい。そして、この勝縁に揃ってお参りいただきたいと心より念じる次第である。

慈唱院主 慧月 謹啓





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