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開山19周年大祭 ①「法華懺法」

※今回は法要の様子に合わせて法華懺法の意味合いも少し説明させて頂きました。

令和5年5月14日(日曜日)
開山19周年大祭を執行させて頂きました。
今年はコロナの規制も無くなり、消毒と換気は行いましたが人数制限などは設けずに開催させて頂きました。
当日は生憎の雨模様でしたが、沢山の信徒様がお参り下さり賑やかな法要となりました。

当山の御本尊は不動明王様ですが、5月の大祭は宝龍王様の大祭です。
この仏様は住職が吉野の本山で学僧として修行していた時に出現された仏様で、元を辿ると高校生の頃にお行を取らせて頂いていた大谷山でご縁を頂いていた龍神様です。
福徳を施される功徳廣大で、慈唱院の開山に大きくお働き下さったことから、開山記念の法要である5月の大祭でお祀りさせて頂いています。
この竜王様とのご縁はまた機会を作ってご紹介させて頂きたいと思います。

当日は皆さんが来られる前の朝早く、お寺の鎮守や庫裏にお祀りしてある神様やお内仏(お仏壇)のお勤めから始まります。

毎月の例祭でもそうですが、日頃お守り頂いているお礼と法会を行うご報告。
供物を納受頂いて、法会に随喜下さるようにお祈りします。

お寺にしても一般のお家にしても、土地の神様や氏神様に感謝して手を合わさせて頂く事は安寧、繁栄の基です。

神仏習合の修験道寺院だからという事ではなく、多くのお寺にはその地やその宗門の守護を祈る鎮守社がお祀りされています。

午前9時。
講員さん達が直前の打ち合わせにお越しくださいます。
受付や駐車場、授与品やお札の受け渡し、昼食の段取りや法要中の役割など最終の確認をして皆様をお迎えします。

午前10時。
受付開始と共にお参りの方がお見えになり始めます。
雨天でしたが、毎月の例祭にお見え頂く信者様や大祭には!と休みを取って遠方からお越し頂く懐かしい方、つい先日ご相談で初めてご来山された方など沢山の方がお越しくださいました。
駐車場は直ぐに一杯になってしまうので、近在のお寺様の駐車場もお借りしてお迎えさせて頂きます。

11時。
開山19周年法要の「法華懺法」の開式です。
この日の為に法友が忙しい時間をやりくりして出仕してくれました。
法要に先立って「集会(しゅうえ)」が行われ、差定(配役)や次第(法要の内容)の確認を行います。【写真は昼からの護摩法要の集会】
集会が終わると行列を整えて本堂へ入堂します。
お弟子さん達には緊張の晴れ舞台です。

法華懺法は法華経を軸とした懺悔の法要です。
十方の諸仏を道場にお招きし、仏名をお唱えして礼拝させて頂いて、我々が六根(眼耳鼻舌身意)で起こす所の罪過を懺悔します。

「懺悔の力のみ能く積罪を滅す」
と教えられますが、懺悔とは仏様に過去の過ちを包み隠さず、素直に省みる事です。
しかしそれだけでは罪は消えてゆきません。
大事な事は「懺悔」から「発心」を起こす事です。
懺悔によって【二度と過ちは犯さないぞ!】【今度こそは出来るようになるぞ!】【もっと素敵な人間になるぞ!】という気持ちが生まれて、それを実践(修行)した時にはじめて、過去の罪はその発心・修行という善行を生み出した経験へと変わります。
「懺悔」が滅罪と成る為にはそこから生み出される「発心・修行」が大切なのです。

そして法要では続けて法華経の中の「安楽行品」を読誦します。
安楽行品は仏教徒がどのように修行を行うべきかが「身・口・意・誓願」に分けて説かれています。
が・・・ブログを見て頂いてる皆様の為に、ものすごーく簡単に言ってしまうと・・・

「自らが望んで能動的に行う」事は安楽である。という事です。

自分の趣味や思い立ちで行っている事というのは、苦労も厭わず時間の立つのも忘れて没頭するものですよね。
しかし、いくら素晴らしい事でも命令によって「やらされている」、義務や付き合いで「やらなければならない」という気持ちで行うと辛いばかりではなく、功徳の少ないものになってしまいます。

懺悔によって起こした「発心」、そこから生まれる「行動(修行)」も命令されたり義務によって行うものでは無く、あくまで自分自身の想いによって自ら進んで行う事。その気持ちを持ち続ける事が安楽な修行なのですよ。と教えてくださいます。

こうして「懺法」によって人々が衆罪を懺悔し、発心を起こして善行に導かれる事を仏様は大変に喜ばれます。
ですので、大きなお祭りなどに御法楽の法要として「懺法」を行うお寺が多いのです。

さて、法華懺法の後は設えを変えて午後からの慶讃護摩供ですがこちらの様子はまた改めて!

最後は出仕の法友、お弟子さんと記念撮影。

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