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開山20周年記念事業 本堂改修工事~大掃除

20年前の5月に慈唱院は開山しました。
20周年記念の年という事で当山では5月の宝龍王様の法要に併せて記念の大祭を行う事を決定し,様々な準備を進め、去る5月12日に無事に大祭を終えることが出来ました。
今回のブログは記念事業の工事から大掃除、御本尊が本堂に戻られるまでをお送りします。

当山では20周年を迎えるにあたって令和5年12月の講員総会で本堂の拡張工事や護摩壇の新造などを行う「20周年記念事業」を行う決定をし、広く信徒様にも勧進をお願いしながら準備を進めてきました。

その柱となるのが護摩壇の新造と本堂の拡張改修工事です。
現今の護摩壇は開山に当たって兄弟弟子のご家族がご寄進頂き、20年間にわたって沢山の信徒様の御祈願や大祭、月々の例祭に諸尊をお迎えしてご供養させて頂いたもので、大掃除の度に磨いて大切に使わせて頂いてましたが、天板や金具の傷みが大きくなってきたことで少しサイズを大きくした護摩壇を新調させて頂く事となりました。
それに伴い、本堂内陣が現今の護摩壇の大きさでも人の通行がギリギリなうえに、大祭などでお札を並べると通行できない広さでしたので思い切って拡張工事をさせて頂く事としました。

先ずは3月5・6日両日に本堂の御本尊や仏具、改修工事で撤去される本堂裏の物置の荷物などの移動を行いました。
移動に先立って仏様方に庫裏の仮本堂へお移り頂くご報告と工事の安全を願って不動法一座をお勤めさせて頂きました。
お勤めの最後にはいったんこの本堂での役目をお終える護摩壇の破壇作法を行いました。
破壇後の写真では「橛」という護摩壇の柱の一本が倒れていますが、これでこの壇は一旦取り壊されたことになります。
古来インドやチベットでは修法の度に土で壇を築いて終われば破壇して壊していましたが、現在の日本の様に木壇での修法ではこういう形で破壇するのは加行や特別な修法を終える時など限られた場合のみとなっています。

仏様や使用する仏具は庫裏の方へ、当面使用しない仏具や備品などは研修道場の両忘庵へ。
荷物を整理しながら手分けして移動や積み込みを行います。

この時に仕分けをきちんとしておかないといざ出来上がった時の荷解きが大変な事になってしまうのでなるべく丁寧に仕分けをしていきます。
同時に何年も使う事の無い「使うかもしれない」ものを断捨離する良い機会です。

引っ越しなども同じですがこの建物にこんなに物が有ったのかと途方に暮れながらもお手伝いの皆さんのおかげでなんとか進んでいきます。

ブログ上ではあっと言う間に作業は進み…(笑)
仏様方は庫裏の床の間にお移り頂きました。
密壇を組み合わせて祭壇にしましたがなかなかいい塩梅に納まって頂けたと思います。
明るさも有るのでしょうが本堂でいらっしゃる時とは何となく表情も違うように思います。

本堂の中はご覧の通りのすっからかんに。
これから約2か月という短期間の中で改修工事を進めて行って頂きます。
工事は庫裏の大改修にもお力添えいただいた青山の鈴木建築さんにお願いしようと決めていました。
庫裏の改修の時には工事の進め方や仕様など本当に無理をお願いしたにもかかわらず丁寧に対応頂いて、要望以上のものを仕上げて頂きました。
そこで今回久方ぶりに連絡を差し上げた所、棟梁は3年前に急逝されたとのこと。
残念に思いましたが、庫裏の時にもお手伝いくださっていた息子さんが跡を継いで仕事をしてくださっているとの事で一安心。
息子さんにお任せする事で引き受けて頂きました。

壁を外して基礎を打ち直して拡張部分の柱や屋根を組んで頂いてます。
今回拡張して頂くのは本堂の北面の上に奥が竹やぶで日当たりが悪く、いざ解体してみると木材に傷みが出てきていました。
今回基礎から新たに打って頂いたので安心して仏様をお迎え出来ます。

写真の須弥壇中央にある柱が以前は本堂の壁面の有った場所ですので、須弥壇の分だけ丸々後ろに広げて頂いた感じになります。
中央の須弥壇の高さも厨子に併せて少し下げて頂きました。
それに合わせて建具の高さも調整して頂いて色を塗り替えて頂きました。
欄間も入り、クロスを貼って頂いて内陣の造作は無事終了です。

外陣はクロスの張り替えと共にライトをダウンライトに変更して調光出来るようにお願いしました。

法要の時に明るすぎるのも具合悪いのですが、明かりを消してしまうと天候が悪い時などはお参りの方が経本を読むのに暗すぎる問題が有ったので、これで適時調整出来るようになりました。

あとは畳が出来上がって来れば外陣は完了です。

いよいよ綺麗になった本堂に仏具やご本尊を戻させて頂きます。
連休後半の3日4日の2日間、有志の講員さんや信者さんにお手伝い頂いて作業頂きました。

皆さんで仏具を磨いていきます。
護摩の煤や日々の香煙で年末の大掃除から半年で真っ黒です。
塗りの部分と金具の部分に分けて丁寧に磨き上げて頂きます。
床や天井も煤や工事中の埃を拭き上げて行きます。
作業は真剣ですが、冗談が飛び交っておしゃべりと笑いが絶えません。
庫裏の方ではお移り頂いていた仏様たちのお身拭いをお弟子さんがして下さってます。
息が直接かからないように樒の葉を加えて作業を行うのでこちらはお喋りできません(笑)
甥っ子達も仏器を磨いたり座布団を干したりと大活躍です。

綺麗になった仏具を新しい須弥壇に据えて行きます。
傷をつけないようにドキドキものです。
工事前に採寸はしていましたが寸法が若干以前と変わっていたり、無かった間柱が有ったりと気がかりは有りましたが無事に綺麗に納まってくれました。

お昼は料理上手な講員さんがお弁当を作ってくださったり、母親が用意してくれます。
休憩時間にはお供えいただいた御菓子でお茶にしますが、ついつい話し込んで休憩時間が長くなってしまうのがうちのお寺の反省点です(笑)

ご本尊も本堂にお移り頂いていよいよ新しい護摩壇の据え付け。
以前の箱壇タイプとは違い組み物にになっているので順番や向きを間違えないように据えて行きます。
無事に組みあがって一安心。
以前は人一人通るのがやっとだった須弥壇と前机の間も余裕をもって行き来出来るようになりました!
特にお弟子さん達は大祭の時など口香入れをするだけが大変だったので動きやすくなって感激してます。

据えた護摩壇に壇線を張って作壇作法をお勤めさせて頂いてやっと記念事業工事の一連が終了。
壇が据わると何となく本堂が落ち着いた雰囲気になるのが不思議です。
隣地との境界にも立派な大和張りの垣を作ってくださいました。

ということで、無事に本堂の改修工事を終えて新しい護摩壇が据えられた本堂にご本尊がお戻りになられました。
この後はいよいよ20周年大祭を迎えるための準備に入って行きますがその様子は次回また!

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