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7月例祭 理趣経法

長引く梅雨の大雨で被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

慈唱院がある伊賀地方も連日雨模様でしたが、ご縁日の28日は晴れ間が覗き、蓮の花も青空を待ち焦がれていたかのように満開でお参りの方を出迎えてくれました。

そんな晴れ間が差し込む中、7月度の例祭が執り行われ、私たちも御縁日の本尊様に心の中を明るく照らしていただいているかのようでした。

参拝の皆様の読経の声が御堂の中に響き渡る中、今月は理趣経法を院主に修法していただき、御守護いただいた感謝の気持ちを本尊様にお届けさせていただきました。

またひと月、元気に前向きに過ごしていけるように、本尊様からの加護を願って院主様より御加持をしていただきました。

出入口や窓の建具はすべて取り外し、換気扇をフル稼働して堂内の換気に努めてのお勤めです。

最近では暑さや気の緩みでマスク着用をされない方も増えてきている中、御参拝の皆様は手指の消毒は勿論、暑い中ですが全員にマスクを着用してお参りいただき、お互いに感染させてしまわないように気を使っていただいているのは本当に有り難いことです。

御法話では、小欲という自分だけの幸せを願う〈我欲〉をみんなが良くなれ!という〈大欲〉へ変えていけるような心の持ち方が必要だという事を教えていただきました。

コロナや災害の中で仕事に励み、生活を整えることは大変なことです。

しかし、同じエネルギーを使うのであれば、考えの違う人に怒りを向けたり、人を嫉んだり、不満や悪口を言う後ろ向きなエネルギーではなく、もっと前向きな言葉や行動にエネルギーを使って、まずは自分の出来ることから楽しんで、自分自身を幸せにする努力や心の持ち方を養うことで、やがて自分が家族や周りの人を幸せにし、却ってまた自分自身も幸せになっていくことが出来るとの事でした。

不安で大変な状況の中では、ついついイライラしたり、文句を言いたくなったり、不安にうなだれてしまいがちですが、後ろを向いていては前に進むことはできません。

私だけでなく「みんな良くなれ」と願い行動を起こすことが大事との事でした。

梅雨の晴れ間に自分の心が晴れるように、自分の言葉や行動でみんなの心が晴れるような人になれるように精進していきたいと思いました。

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