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修験秘法「胡瓜加持」

いつもブログをお読みいただき有り難うございます。⁠◕⁠‿⁠◕⁠。

全国的に梅雨も明け、これから夏本番!ですが、既に猛暑日が続いてますね(TдT)毎日、暑い暑い!でも電気代が…という言葉しか出てきません

そんな暑い日でもありました23日に当山に於いて毎年恒例の「胡瓜加持」を厳修させて頂きました。

胡瓜加持は疫病に苦しむ民の為に弘法大師が唐より招来された修験密教の秘法であり、病気や災難、或は悪癖等を封じる為の秘法であり、古くより夏の土用の間に行われてきた深秘の法です。

前日には院主はじめ、講員、また信徒さんにもお手伝い戴き、胡瓜を拭いたり、弟子で一生懸命書かせて頂いた護符を胡瓜に貼っていただいたり、胡瓜を埋めさせて頂くお山の草刈りをしたりと、なかなかハードな準備では有りましたが、心を込めて準備させて頂きました。

お昼ご飯にはお料理上手な講員さんが鯖の柿の葉寿司を作ってきてくれました(⁠.⁠ ⁠❛⁠ ⁠ᴗ⁠ ⁠❛⁠.⁠)

そして、私達の代わりとなってくれる胡瓜さん達…^_^; 明日の大役を前に、クーラーの効いた本堂で一晩お休み頂きます

そして、いよいよ本番です。毎年御助法戴く凌雲庵の小川法烟住職にもお手伝い戴き、皆様からの起請文(誓約書)を割り入れて秘法のお加持を行い、胡瓜に身代わりに受けてもらうという何とも摩訶不思議な修法をさせて戴きました。

無事に全ての起請文を胡瓜に割り入れた後は参拝者の皆様にもお手伝い戴き、大谷山まで出向き、先ずは山の神にご挨拶です。

その後、胡瓜を埋める修法をさせて戴きました。

この胡瓜加持は土用の毒気を受けない法でもあります。院主からの御法話では土用とは何か?どうして夏の土用は土を触ってはいけないのか?等のお話をして頂き、皆さん「なるほど〜」と一生懸命聞かれていました。御法話はお参りに来て頂いた方の特権ですので、気になる方はぜひ、来年御参り下さい^_^

何はともあれ、今年も無事に胡瓜加持を厳修させて戴けました。これからまだまだ猛暑、いやいや!酷暑が続くと思いますので、皆様体調管理をしっかりして頂き、無事に一夏お過ごしください(^^)

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