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2月度例祭 “日数心経”

春の暖かさも感じられるようになった2月度例祭は、毎年修法させて戴いております『日数心経』を執り行わせていただきました。

日数心経とは、一年の日数365日分を1日一巻とし、365巻の般若心経をお唱えし一年の除災招福を祈る法要です。

ですが、本当に365巻をお唱えすると皆様にお帰り戴くのは夜になってしまいますので、今年も日数分を参拝者の人数で割らせていただきお唱えさせて頂きます。

本年もお導師様には密教の『心経法』を修法していただいてる間に、講員とご参拝の皆様で般若心経をお唱えさせていただきました。

コロナ感染対策としまして窓は全開、換気扇を回しながらの法要となりましたので、マスクは着用しているとは言え、花粉症の方には辛い時間となられたかもしれません(^-^;)何を隠そう、院主もひどい花粉症なんですよ( >ε<)

今年は21巻の般若心経をお唱えさせていただきました。大きな声ではお唱え出来ませんが、一人一人が心の中で一生懸命お唱え頂き、本堂内は祈りで一つになっていました。

そして、皆様に一生懸命唱えていただいた祈りの力とお導師様の修法の功徳が詰まった『火難・災難・盗難除け札』を本年も参拝者の方々には無料授与させていただきました。玄関の内側に貼っていただき、しっかり一年守護して頂けます様に。

法要の後は御法話です。毎年この2月の例祭では尿瓶とコップの話をしていただきます。(ご興味の有るかたは是非お参り下さいね(^-^))

初めてお参りの方もいらっしゃいましたが、毎年聞いているはずの私達も毎回心に響くお話です。少し書かせて頂きますと、自分の目に見えているものが見た目や先入観に囚われてはいけない。と言うお話です。

見た目で判断したり先入観に囚われると正しい判断が出来なくなってしまいます。その結果『執着』を生み、『幸せ』の在り方を見失ってしまう事になる・・・

確かにそうです。私自身も人から聞いたことで左右されたり、見た目で判断して失敗したことも沢山有ります。その度に反省です(^_^;)

そして、幸せとは何か?

あれが手に入れば私は満足だ❗️あの人と結婚できれば何も要らない。手に入った時はとても幸せな気持ちになります。ただ、日が経ちそれが当たり前になると当時は幸せだったことも、物足りなくなったり不満になり・・・そして新たな幸せを求める。

確かに、思い当たることばかりで胸に響きます。物を買った時などもその時は嬉しくて幸せを感じますが新しいのが出ればその時の喜びは忘れ、これが欲しい❗️と言う思いが生まれます。結婚生活や家族との生活でも思い当たることは多々有りますよね(^_^;)そしてコロナ禍の今も当てはまる事でもあると思います。

『今まで当たり前に出来ていた事が出来ない❗️』『あの対応はおかしい❗️』『いつまで我慢すれば良いんやろ』と不平不満を言ってしまう・・・一方で『今まで普通に出来ていた事は当たり前では無かった。こんな状況でも家族が元気に過ごせてる❗️』『家族と居る時間が増えた』等と嬉しさや感謝の気持ちを持つのか・・・考え方1つで不満になったり、幸せや感謝になったり。

幸せとは『もっともっと』を際限無く膨らむ心を見つめ直して、今有る幸せを感じる事。

そうお話してくれました。仕方無い事だと分かっては居るつもりでしたが話を聞いて確かにそうだと。私も不平不満を言っていたのだと反省し、日々健康に何事もなく暮らせていることがどれほど有難い事か再確認させていただきました。日々生活するなかで小さな幸せは沢山有ると思います。厳しい時代ですが、その小さな幸せを沢山見つけて生活出来るように心がけたいと思わせて戴いた御法話でした。

大変な状況下ですが、このブログを読んで頂き、不満を口にするのでは無く、少し考え方を変え不満に対しても感謝を見つけて『有り難う』と言葉にして貰えたら嬉しいです(^-^)

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