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令和四年度 報恩謝徳修行(後半~結願)

22日から始まった報恩謝徳修行の後半、25日は准胝供です。2時の水行、取水作法をしてから1座目が始まり、その後、施餓鬼作法、神さまへの御法楽。9時から2座目の修法が始まり、五体投地、両祖師供を。そして13時から3座目の修法と信徒の皆さま、献供の皆さまの御先祖様の御法楽と御仏壇の御法楽をして1日が終わります。それを7日間21座繰り返します。

25日は准胝供、26日は蔵王権現供、27日は愛染供、そして28日は不動供で結願座になる13時は御縁日でもありましたので不動護摩を修法して頂き結願とさせて頂きました。

報恩謝徳修行はお願い事はせず、仏さまのご守護への感謝の気持ちを伝える法要です。この1週間の間にもたくさんのお参りの方にお越し頂き、心の中でお経をお唱えしたり真言をお唱えしたりと仏さまと向かい合い思い思いの気持ちと感謝を伝えて頂きありがとうございました。院主さんの法と皆さまの思いが伝わり華やかな堂内にお不動さまの護摩の炎が暖かく輝き喜んでいるように見えました。

修行中の1週間は白檀や沈香を使わせて頂いてましたので本堂の中はその香りで満たされ院主さんもお参りの方の服や髪にも香りがうつります。始めは良い香りがわかるのですが長時間いると鼻が慣れてしまうのか、移り香がわからなくなってしまいます。法話ではそんなお話をして頂きました。拝んだり、手を合わせたりする功徳やおかげさまとはその移り香のようなものだと…人間である以上、病気・老い・いろんなわずらいはある。心の状態がへこたれている時は何も受け入れることはできないが、信仰の中で他の人は気づかないことに気づいたり、大難を小難に。小難を無難に。変わることなく、ずーっと守ってくれ助けてもらってることが当たり前になって気がつかなくなってしまう。移り香はしっかりとついているのに本人は気づかない。気がつくと欲がもっと!もっと!と…足元の幸せを失くしてしまう、これが地獄となると。 日々の御守護に感謝し、周りの人達に”ありがとうございます”と言えることが大切ですね

最後に報恩謝徳修行に助法頂いた、参拝者の皆さま、遠方でとも祈りをしてくださった皆さま、献供奉納頂いた皆さま、食事のお世話をしてくださった皆さま、ありがとうございました。感謝いたします。何より1週間お行をして頂いた院主さま、お疲れさまでございました。本当にありがとうございました。

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