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令和2年 夏期入峯修行 サポート部隊

前回のブログ(令和2年夏期入峯修行⑥)で本隊の峯中での記録は終了しましたが、本隊の修行者だけでは入峯修行は遂行出来ません。
サポート隊の皆や直会のお世話を頂く方がいて下さって初めて修行会を開催することが出来ます。
今回・次回はそんなサポート隊や直会の様子をお伝えしたいと思います。

今回の入峯修行は往復行程ではないので、入峯場所の行者還りトンネル東口から、出峯場所の和佐又まで車の配車をして頂かなければいけません。
通常であればバスをお願いするのですが、コロナの影響で参加者を限定しているのでバスをお願いすると参加費が高額になってしまいます。

そこで、全行程は無理でも和佐又から笙の窟まででも修行したいと発心して下さった講員さんやご家族にお願いして車の回送をお願いする事に。
直会でお世話になる山鳩湯の大将と息子さんも休日の忙しいなか駈けつけてくださいました。

行者還りトンネル東口で本隊を見送って頂いて、和佐又の登山口に車を回していただきます。
長きにわたって大普賢周辺の登山基地として多くの人に親しまれた和佐又ヒュッテは、惜しまれながらその営業を終えて解体されています。
ロッジやキャンプ場はいずれ上北山村に運営を移行して再開するようですが、入峯修行当時は解体作業に伴って旧ヒュッテ前に有った駐車場には車の立ち入り・駐車が禁じられています。
少し下った場所に旧ヒュッテの経営者である地権者のご厚意で、登山者用の無料駐車場を用意して下さっていますのでそちらに車を停めさせて頂きます。
車の移動をお手伝い頂いて、山鳩湯のお二人は仕事の準備に旅館に戻られました。
また夕方に直会でお世話になります!

登山口で当山の徒弟が九字を切って道中の安全を祈念し、笙の窟を目指します。
慣れた道とは言え、足の調子や病中病後などの理由で本隊の参加を見送った皆さんなので、気を引き締めて一歩づつ時間をかけてしっかりと。
途中の拝所でお勤めをしながら、和気あいあいの修行です。

足の調子が悪く当初登拝を諦めていた方も神仏のお力に後押し頂いて、無事に全員が笙の窟に到着。
その頃、慈唱院本堂でもお弟子さんや講員さんが集まってお掃除やお花の水替えをしてくださっています。
そして時間を合せて笙の窟と慈唱院本堂でのとも祈り。
入峯の安全や新型コロナの早期鎮静などを一緒にお祈りします。

本堂組は恥ずかしがりのアナログマダム達なので残念ながら写真が有りません・・・(´;ω;`)

もう少し登りたい気持ちをグッとこらえて安全第一で下山開始。
下りも転倒などに気を付けて一歩づつしっかりと歩みを重ねて旧ヒュッテ迄到着。
後は本隊の到着を待つばかり・・・ ・・・ ・・・未だ法螺は聞こえてこない。
雷が鳴ってるけど大丈夫か?誰かケガなどはしていないか・・・。
待つのも中々に大変な修行です。

そんな間に工事の関係者の方と親しくなって、本隊に差し入れの冷えたジュースを積んだ車を特別にヒュッテ前まで移動させて頂けました。

そうこうしていると漸く法螺の音が・・・
整列して拍手で出迎えです。
少し予定の時間を過ぎましたが、皆が無事に出会えた事に感謝!
差し入れのジュースが飛ぶように無くなっていきます。
さぁ!後は気持ちいいお風呂と美味しい食事が待つ直会会場、名湯入之波温泉の山鳩湯へ!!!

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