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胡瓜加持&7月度例祭

皆様、今年の梅雨はあっという間に明けました。ですが、それから後の長雨、からのこの猛暑(;´A`)体調がついて行きませんね…

そんな7月には当山の法要の中でも不思議で珍しい法要があります。

その一つが7月24日に修法しました胡瓜加持です。人間の身体はほとんどが水分で出来ています。胡瓜もほとんどが水分で、人の身体に近い胡瓜さん。

その胡瓜に自分の病気や災難、悪癖を任せて封じてしまおう‼️と言う、胡瓜からしたら何とも迷惑な法要なのです。秘法中の秘法なので、とても珍しい法要だと思います。

この法要は準備から本当に大変なのです(>_<)

法要に間に合う様に私達弟子は数日前から胡瓜に巻く護符等を書いて準備します。そして、沢山の胡瓜を毎年送ってくださる講員さん、信徒さん(^-^)

前日には講員さんや信徒さんに手伝って頂き胡瓜を1本1本丁寧に拭き、護符の紙を巻き付け、祈祷当日までは胡瓜さんには冷房の効いた本堂で休んで貰います。

毎年この景色は圧巻です❗️胡瓜さんには法要当日皆さんから届いた封じたいお願いを1つずつ、院主初め弟子、そしていつも御助法戴く凌雲庵の御住職様の手で割り入れられます。

その後、院主が宝剣を用いて参拝者の皆様にお加持をしてくれました。

こうして、御祈願の入った胡瓜は半紙に包まれ、車で10分程離れた大谷山へ埋めに行き法要は終了となります。

詳しくは院主のFacebookにも載せてくれて有りますので合わせてお読みください。

そして、7月度例祭は心経法を修法して頂き、合わせて毎年恒例の南天加持をしていただきました。

南天は「難」を「転ずる」で「難転」とも言います。おめでたいお赤飯の飾りになったり、鬼門に植えたり、仏教や神仏等に関わりが深い植物の1つではないでしょうか?

南天の先に御幣を付けたもので一人一人、この夏の暑さや難を除けて戴けるように丁寧にお加持してくれました。お加持を受ける時はチクチクしたり、紙でワサワサしたりしますが、終った後はどこか清々しい気持ちになるのが不思議です❗️

で、皆様お待ちかねの御法話(^-^)

と思いきや…あら?院主が法衣を脱ぎ始めました( ≧∀≦)ノこれは‼️そうです。落語の始まりです\(^-^)/

もっと凄い顔をした写真も有ったのですが、本人の威厳を損なわないように、今回は載せません❗️気になる方は、是非お参り下さい(^-^)

今回の落語は背筋が凍る様なお話を身振り、手振りも交えて、皆様ご存じの方も多い「饅頭怖い」の話をしてくれました。もちろん笑いも大いに有りました(* >ω<)

院主の姿や顔を見て、夏休み中の子供達も話は分からなくても楽しい時間を過ごしてくれたと思います。

そして最後に院主から、しっかり笑って、この暑さやだるさを吹っ飛ばして下さいね❗️と締め括ってくれました。

コロナや値上げラッシュにサル痘となかなか平穏な生活が戻って来ませんが、今を大事に❗️水分補給❗️もしっかりして暑さに慣れながらこのひと夏乗りきりましょうね。

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