令和2年9月例祭 採燈壇護摩供
近頃は肌寒さを感じる朝も有り 秋の深まりを感じるようになる中 9月度例祭が行われました。
この日は採燈壇護摩供を修法していただきました。
朝方は曇っていて少し涼しかったのですが 例祭の始まる前には天気も良くなりました。
お護摩が始まると、お堂の中は護摩の熱気と講員さんや参拝の皆さんのお経の声、鳴り響く太鼓と錫杖の音の中、一か月御守護戴いた感謝の気持ちを御本尊様に届けさせていただきました。
この日は聖杖加持もあわせて修法していただいて、10月も魔事なく元気に過ごせるように、参拝者お一人お一人にお護摩の火で清められた聖杖を当ててお加持して頂きました。
この日法話では、呼吸と気持ちは通じており しっかり呼吸をする事により 心も整えられるとの事。
不安な時やイライラした時の呼吸は浅くなっていて心も不安定になるので、そんな時こそ大きく深呼吸をして息を整えていくと心も落ち着いてきますよと、お山の修行で行う「懺悔懺悔 六根清浄」の掛け念仏の話を交えて呼吸の大切さを教えいただきました。
この日の直会はいつも大祭などで御無理をお願いしている「平井亭」さんでお世話になりました。
平井亭さんも今般のコロナ禍の中で、ご予約のキャンセルや団体様の宴席が無くなっているとの事で、いつも快く御無理を引き受けてくださるお店への応援を込めて、少し贅沢な直会となりましたが、みんなで美味しいお料理をいただき、また明日からの糧とさせていただきました。
10月22日からの一週間は、慈唱院の仏様への報恩謝徳の修行会が始まります。
院主様は毎朝二時からの水行にはじまり、一日三座の密教修法をお勤めくださいます。
私共弟子や講員も 交代しながら院主のお手伝いをさせて頂きながら一緒に感謝の気持ちでお参りさせていただきます。
この報恩謝徳修行を無事満行出来るよう、今日の法話でのお話を活かして、呼吸を整え、そして心と身体を整え日々過ごして行きたいと思います。
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