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令和3年9月度例祭 『柱源神法』(修正版)

※記事中の表記などに間違いがありましたので修正と捕捉をさせて頂きました。(住職)

朝晩の肌寒さを感じる様になった今日この頃、秋の気配が感じられる中、令和三年9月度例祭が執り行われました。
今月の例祭は修験道の秘法中の秘法『柱源神法』を修法して頂きました。

私も十数年、慈唱院へ来させて頂いておりますが、柱源神法にお詣りさせて頂いたのは2・3回しかありません。

柱源神法とは何をしてるのか?・・・いつもとは全然違うと言うことしか分かりません。

院主に教えて頂いたのは、柱源神法には3つの修法があって、今回はその中で護摩の火を実際には上げない修法の『理』の修法をして頂きました。当山方の次第として伝授されている方も本当に少ないそうです。

当山方とは聖宝理源大師を派祖とする真言系の修験の流派です。
本山方と呼ばれる天台系の修験の流派でも柱源神法は行われますが、お道具やお作法に違いがあるそうです。

院主談
「陰と陽・父と母・理と智などが和合する大宇宙の世界の中で自他の一切に感謝・供養し、【養生成長】して【即身即仏】の修験道の境涯を智覚する法」

・・・詳しくは直接お参りして院主さんに聞いてみてください (^^;)

この箇打木(こうちぎ)で罪を打ちのめして頂いて懴悔・発心へ導きます。
箇打木は昔、大峯修行の時に先達の方が新客が不行儀をした時に身体を打つものだってそうです。

本当に現代で良かった、、、

そして、院主が奥駈で何度も使用している杖でも、お加持して頂きました。
昔は大峯の修行から帰って来た行者さんの杖や草鞋(大峯の土をつけたもの)でお加持を受けるために地域の人が並んで待っていたそうです。

お作法の途中で法螺貝を吹いたり・・・

お米(【かりこめり】と言うそうです)が入った宝塔を捧げたり・・・

お参り頂いた皆さまにもお下がりのお米を持ち帰ってもらい家族の皆様にも食べて頂き、少しでもこの法要のお陰を頂いてもらえるようにして頂きました。

さて、柱源神法とは何をやっているか? 秘密の事が多いので何処まで教えて頂けるかは分かりませんが・・・

皆さま是非御参りに来て頂き院主に直接聞いてみてくださいね!

毎月お参りに来て頂いて、いつかこの修法に参加していただければと思います!

今回の院主の御法話の中で私の心に残ったのは、ペットや趣味で使わせて頂く物、自分の生命も、全て宇宙という生命の大きな働きの中で生かさせてもらっているので感謝しながら大切にしなければならない。と、いうお話しでした。全てに感謝ですね。

今月も有難う御座いました。

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