春のお彼岸に行う先祖供養。 自らの命の根っこに感謝の供養を捧げます。 塔婆回向受け付け。
「根を絶やして枝葉の栄えるためし無し」 ご先祖様は我々今を生きる命の根幹です。其々の父母を遡れば膨大な数のご先祖様がいますが、誰一人欠けても今の自分は存在しません。 そんな命の根っこであるご先祖様に感謝し手を合わせるのが供養です。その栄養は枝葉である私たち、子や孫に必ずかえってきます。
当山では春の彼岸に施餓鬼供養と例時作法によって、ご先祖様はじめ有縁の霊位のご供養をさせて頂き、御塔婆の申込をお受けしています。
彼岸は春・秋共に昼と夜が同じ長さになる(春分・秋分)を真ん中に1週間あります。これは、明暗(悟りと迷い)の世界は本来一体であることを表し、お釈迦様の悟りが 偏りの無い心(中道)によって成し遂げられたことを表します。 また、太陽が真西に沈むことから、西の彼方にある阿弥陀様の極楽浄土が最も輝く時だと考えられました。そのため、この時期にご先祖様を供養する様になりました。
「彼岸」とは彼方(かなた)の岸という事で、我々の住む迷いの世界である「此岸(しがん)」からみた悟りの世界を表します。 ご先祖様が悟りの岸に迷わず行かれるように、また私たちも一歩でも悟りの世界に近づけるように心するのがお彼岸の過ごし方です。
当山では宗旨宗派に関係なくお彼岸の回向をお勤めさせて頂きます。 詳細はお知らせにてご案内させて頂きます。
回向行事一覧